金木犀の匂いがしてきたなんて呟きを2週間前くらいから聞いている気がする。今年は早いですよね。
私の実家の庭にも金木犀が植えてあります。なんだか匂いしないなあと思っていたら随分トリミングしたみたいで花すら咲いていませんでした。はっはっは
前は好きだったのに今は素直に好きと言えないものがいくつかる。その中の一つに「金木犀」があります。簡単に言えばただの天邪鬼なんですけどね。
秋になると咲いて香る花。今ではパフュームになるほどオールシーズン需要のある香りだ。私も金木犀の香りがする練り香水を持っている。あれ?好きじゃん?好きなんじゃん?
好きですよそりゃあ。でもやっぱりあの甘ったるい切ない匂い嗅ぐとさ、センチメンタルになるというか・・・切ないものが好きじゃないのよね!春のぬるい風も(好きだけど)好きじゃないし、夏の花火のフィナーレも(好きだけど)好きじゃなし、秋の金木犀の香りも(好きだけど)好きじゃないし。冬は好きになれないものないな。全部好き。冬の朝のキリと冷たくて自分の輪郭がはっきり分かる外の空気なんて特に好き。クリスマスも大晦日もお正月もお祭り騒ぎじゃん?大好き
本当は好きなのに好きと言えない。はっきり「好き」と言い切れない。切ない雰囲気が苦手だから。金木犀の匂いってどうしてあんなにセンチメンタルな気分になるんだろう。別に過去、秋に切ないことがあった訳でもない。既成概念てやつ?いらんなあ、その概念が私の素直さを奪っているんだ。クウっ
ところで、フジファブリックの「赤黄色の金木犀」という歌を歌いました。
とっても素敵な歌ですよね。そうです、赤黄色の金木犀の香りがするとたまらなくなるのです。どんな言葉にも言い表せない切なさが、あるのよね。ほんと不思議。
↑是非、お聴きくださいね
そのうちまた金木犀の香りを素直に好きと言える日が来るといいな。